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【小説】そして、バトンは渡された/瀬尾まいこ

瀬尾まいこさんは私が好きな女性小説家の1人で、
この人の書く小説はいつも温かい。

「そして、バトンは渡された」は最初の親から、
血縁のない親が次々と変り、苗字が4回変った少女の
物語だ。
こんなことは絶対にない・・・とは言い切れないギリギリの
ファンタジーとでも呼ぼうか。
彼女に関わる親となる人がすべて彼女に愛情をもって
接してくれる。とりわけ最後の東大卒の一流企業勤めの父親が
個性たっぷりで面白い。
瀬尾まいこさんは、誰もが理解できる平易な言葉で、
人が人の気持ちを思いやる表現が群を抜いている。

この小説の物語も、可能性としてあり得ないことでも、
嫌な人が出てこなくても、小説で人を温かな気持ちにさせる、
身近な人を大切に思うような気持ちにさせられるというだけで
十分価値があると思えた。

そして、バトンは渡された [ 瀬尾 まいこ ]

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【本】江口寿史さんの最新画集「STEP」

江口寿史先生の最新画集が届いた。
まあ、特に急ぎでほしかったわけではないから
良いものの、3月中旬に楽天のショップに予約していたのに、
発売日の翌日に発送という遅さだ。

先生のツイッターのフォロワーからは続々と「届いた」、
「購入した」という報告があがってきてたので、
4月24日の発売が遅れたというわけではない。
やはりこういう本は楽天ブックスに注文するのが確実だなと思った。

▼初回版としてダブルカバー
 ツイッターでの先生の希望により買った人の楽しみのために、
 ネットでは見せないでほしいという意向から、
 2枚目のカバーは自粛する。
IMG-1651.jpg

▼モノクロのページもあるが、2,000円という値段で
 なかなかのボリューム。2015年以降の作品150点を収録
IMG-1656.jpg

私も先生のイラストの影響を受けて、”らしい風の”イラストを
描いていたことがある。
以後イラストというよりはリアル系に移行したが
やはり先生のイラストは見ていて楽しい。
買って良かった!

step ー Eguchi Hisashi Illustration Book - [ 江口 寿史 ]

価格:2,160円
(2018/4/29 23:43時点)



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【雑誌】「所ジョージの世田谷ベース」のVOL.37 人生に役立つ言葉でいっぱい

まだ4月なのに暑い日が多い。きのうきょうとかなり暑い。
日曜はもっと暑くなるというから、暑いのがきらいな私は憂鬱だ。
春らしいちょうどいい日というのは年々減っている気がする。

私は週に1回程度は本屋さんに行くのだが、
先日、BSでも放送中の好きな番組、「世田谷ベース」の
雑誌版の新しい刊があったので、パラパラ見てみると、
今回は「所さんのお悩み相談室」という内容で、
いつもとは趣向が異なるようなので、気になって買ってみた。
所ジョージさんは、多くのレギュラー番組をもっているが、
BSで放送している「世田谷ベース」が最も所さんらしさを
表現できている番組だろう。
その番組の中でも数々の名言を放っていることから
この雑誌の内容もそうであろうと期待して買ったのだが、
まさにその通りであった。
若い人には説教くさいと思われる内容かも知れないが、
経験を重ねてきた人の言うことは説得力がある。
この雑誌で書かれている内容も、いつもの所ジョージ節が
ブレなくあふれ出ている。
そうその通りと思うところもあれば、なるほど、そうだよなと
思うところもあり、生きていく上での役立つヒントがたくさんある。
特に所さんが常々言うのは、お金でも環境でも、
変えられない状況があるなら、それを嘆いてもはじまらないので、
その枠の中で楽しんだほうが勝ちなんだよ、ということだ。

そういう意味では、4月から暑い、うんざりすると文句言っても、
お天道様が、じゃあ涼しくしましょうとはしてくれないのだから、
4月から美味しいアイスでも食べようとか、ビールが美味しく飲めるとか
そういうふうに考えたほうが楽しく生きられそうだ。

所ジョージの世田谷ベース VOL.37

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【コミック】Change!/曽田正人 コミック高くない?

ひさしぶりにコミックを買った。
コミックはもとより、雑誌や小説(文庫、単行本)もほぼ買わない。
ぜったいに邪魔になることがわかっているからだ。

しかし曽田正人先生の新しいマンガとなれば、
これはもう読まずにはいられない。
ただ前作の「テンプリズム」というファンタジー系、
と言っていいのかどうかだが、その手のものは
映画でも興味がないので読まなかった。

ただ今回は実際の現実的な話で、例をあげれば、
自転車ロードレースの「シャカリキ!」、消防士の「めぐみの大吾」、
バレエダンサーの「昴」、レーサーの「カペタ」など私にとって
胸を熱くさせてもらった名作を描いてきた先生だ。

しかし実は今回の物語の詳細はほとんどわからない。
知り得ている情報から予想するのは、
ラッパーの女子高生の物語・・・かな。

小さい頃から感じているが、コミックは出るのが遅い。
まあ雑誌に連載しているのだから当然だが、
1巻を読んで次が出るのを数ヶ月待って、2巻、
また数ヶ月待って3巻では最初の方を忘れてしまう。
なので、ある程度巻がまとまってから読もうと思う。

▼Change! 1巻(月刊マガジン連載中)
IMG-1484.jpg

だが、ある程度発売されてから、あるいは完結してから
まとめて買おうと思うと、支払額が大きくなんだかためらう。
コミックって発売されるタイプによって違うのかも
知れないが、今回、税込みで648円って意外と高いな。
いつの間にこんなに高くなった?
子どもたちはお小遣いで買えるのだろうか。

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【小説】「エミリの小さな包丁」、「たまちゃんのおつかい便」/森沢明夫

昔、週刊のコミック雑誌を読んでいた頃、
高橋さん先生の「いいひと」という漫画が連載されていた。
その後、テレビドラマ化もされたので、人気のあった漫画だったと思うが、
個人的には私はこの漫画が嫌いだった。

とにかく会社員の主人公をはじめ、出てくる登場人物が
みな文字どおり「いいひと」ばかり。
しかし、どんなに小さなコミュニティでも嫌なやつはたいていいる。
私の勤めている部署でもそうだ。それがストレスにもなっている。

なのに、この漫画に出てくる人物はまったく毒のない人ばかりだ。
こんな世界あるもんか、作者は社会を知らないのかと思っっていた。
この漫画がドラマ化された際、主人公が著しく改変されていたことに
激怒した作者は、原作テロップを流すことを許さず、
連載もやめてしまうほどだった・・・と、
先ほどウィキペディアを読んで知った。
どうやらテレビ業界には、いいひとはいなかったようである。

私の好きな小説家の一人に森沢明夫さんという方がいる。
以前、カーリングをテーマにした小説がないかなと探したときに
「青森ドロップキッカーズ」という青春小説を見つけ
図書館で借りて読んだ。
カーリングの場面が文字であり、詳細なルールを知らなくても
問題なく読めるとても面白い小説である。
以後、文庫本を購入したのだが、私はこの作家のファンである。

今回読んだ「エミリの小さな包丁」は、都会で心を痛めた
20歳代のOLが、子供の頃以来あっていない一人暮らしの
祖父の実家へ帰るという話である。
また、「たまちゃんのおつかい便」は、買い物難民と呼ばれる
高齢者の人たちの役に立ちたいと大学を中退して地元に
戻った女性が移動販売車事業を立ち上げるという話だ。

どちらの小説も、彼女たちを取り巻く人が、例の漫画のように、
“いいひと”ばかりなのである。
それでもどちらの小説も各ポイントで涙腺を緩ませ、
さわやかな感動を生む。
とても気持ちが癒される素敵な小説であり、
誰かのために生きることは大事なことだと改めて感じる。

「いいひと」が連載されてきたときから、私もさまざまな
経験をしてきた。今、再び「いいひと」を読んだら、
苦手意識もなく、とても癒されるかもしれない。
あんなコミュニティの世界などないと思うのは、
自分の心の問題なのかもしれない。
森沢さんの小説の言葉をアレンジして言えば、
「自分のおかれた環境を変えることはできないけれど、
気分を変えることはできる。」
どんな世界であるかは、自分の心持ち次第、
わかっていることだけど、改めてその通りだと思えた。

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▼森沢さんの作品で最初に読んだ小説

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プロフィール

スタハチ

Author:スタハチ
性別:男性
職業:会社勤め
好きな邦楽:大瀧詠一/柴田淳/カーリージラフ/山崎あおい/新山詩織
好きな洋楽:ジャクソン・ブラウン/カントリーミュージック全般
好きな作家:横山秀夫/池井戸潤/原宏一/宮下奈都
好きな食物:麺類/豆腐

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